社内の会議を進行する経営者や管理職の皆さん!
「意見が出ない」とお困りではありませんか?
そういう声をよくお聞きします。
どうしたら、参加者から自由な意見を引き出せるのでしょうか?
会議ファシリテーションを詳しく解説すると一冊の本になってしまうぐらいですが、実は簡単にできることがあります。
というか、これだけはやった方がいい、ということです。
3つご紹介します。
⒈ 「意見を聞きたい」と言う
拍子抜けしたかもしれませんが、こういうことを伝えていますでしょうか?
会議で意見を言うことは、誰でも緊張することです。
組織の下位にいる人たちや経験が短い人たち、信頼関係が深くない人たちは尚更です。
まず安心させることが第一。
その際に「意見を言ってください」「意見を言わなきゃいけないよ」という指示や義務感を与えるよりも、「私が聞きたい。知りたい。教えて欲しい」という「下から目線」の「アイ・メッセージ」で伝える方が効果的です。
「どんな意見でもいいし、まとまってなくていいから」とハードルを下げる言葉を付け加え、笑顔で言えるとさらに良いです。
⒉ 一人一人に振る
意見を求める際に、「誰か、なんかない?」等と聞いていませんか?
だとしたら、ちょっと「雑」かもしれません。
自由にぽんぽん出てくる関係ができていればいいのですが、それまでは、「全体に向けて投げる」だとなかなか出てこないものです。
単純に、一人一人に順番に振っていきましょう。
その際、「下から」の方が望ましいです。
上位者が先に話すと、下位の人は気を使ってしまい、違う意見を言いづらくなりますので。
⒊ 黙って聞く(+ポジティブなリアクション)
分かっているつもりでもなかなかできないのが「黙って聞く」です。
沈黙を恐れて、進行役ばかりが話し続けているケースがよくあります。
また、出た意見に対して、思考が刺激され、口を挟んでしまうことも。
否定はもってのほかですが、そうでなくても、人の意見の後に自分の持論や余計な話を延々語ってしまうことがよくあります。
進行をしている時は進行役に徹し、黙って聞く。そして、次の人に振ることに専念する。
そして、発言者の目を見て、うなづいて、「なるほどね!」「いいですね!」「ありがとう!」等のポジティブなリアクションで発言者を応援する。
そうすることで、話しやすい雰囲気ができて、意見を引き出すことができてきます。
他にも、重要なアクションに「質問」がありますが、奥が深いので、これについてはまた別の記事で。
とにかく、「安全で肯定的な雰囲気」をつくることが先決です。上記の3つをお試しください。
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