「組織づくりは人間関係から 人間関係は相互理解から」

組織づくりと人材育成のことなら、実績あるファシリテーターにお任せを。自走型組織、自律型組織への組織変革、組織開発、チームビルディング、リーダー育成、社員教育、会議・ミーティングの活性化をプロのファシリテーションの技術で実現します。心理的安全性を向上させ、社員の主体性とやる気を引き出し、持続的に発展する強い組織づくりを伴走支援します。神戸を拠点に関西、東海、岐阜県、全国で対面・オンラインでの研修に対応しています。

あちこちで研修をする中でも、最近やったある企業さんでの研修は、とてもやりがいを感じました。

一つの部門のチームビルディング×事業アイディアの創出が目的で、普通の研修とは異なり、対話中心の「ワークショップ」形式で行うこととなり、結論を急がずに、前半はひたすら「相互理解」のワークを行いました。

①各業務グループ内の相互理解。
②グループ間の相互理解。
③リーダーとメンバー全員との相互理解。

と、3つのステップで進めました。

①では、「お題」は色々用意して選んでもらう形に。
すると、「仕事で苦労したこと」や「人生の転機」「将来の夢」等、普段なかなか聞けない話に人気が集まり、お互いの体験に耳を傾けていました。

②では、自グループが困っている事や他グループに申し訳ないと思う事、サポートしてほしい事等をプレゼンしてもらいました。

③では、部門長から部門のこれからの目標やメンバーへの感謝と期待を伝えてもらい、メンバーから質問と感想を募って、私が対話を橋渡ししました。

すると、、、

「先輩も苦労されたんですね…」と、若手とベテランとの距離が縮まり。

「自分の個性が長所と受け止められているのがわかり自信が持てた」と、仲間との信頼関係が深まり。

「もっと聞いてくれていいし、言ってくれていい」と、グループ同士が歩み寄る姿があり。

リーダーから伝えられた内容には「えっ?そうなの?」と驚く声も(つまり、普段は知らない)。
質問と感想を何人ものメンバーが返すと、部門全体での相互理解と目標の共有が進みました。

近くで仕事をしていても、日頃はあまり会話がなかったり、しても業務上のやり取りだけだったりして、お互いの人となりや状況や思っていることは意外と伝わっていないものです。ここでも、そういうことが色々とわかりました。

その後の事業アイディアを考える対話の時間では、日頃はあまり意見を言わないという若手社員たちからも活発に意見が出て、多くの改善策が付箋に書き出されました。

最後は、有望なアイディアがグループの壁を超えて具体的に議論され、活況のうちに終了しました。

問題解決や目標達成は大事ですが、それをするには、やはり、各自がやる気になり、一緒に考えて話し合うための関係性がとても重要だと思います。

そうした関係性をつくるには「相互理解」が欠かせません。

相互理解とは、人と人とをつなぐこと。

私は、やっぱり、これが好きなんだなぁと思えた一日でした。

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この記事を書いた人

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井坂 泰成

合同会社ひとのわ代表社員/ファシリテーター・人材育成コンサルタント。一人一人が主体的に動いて協力する「共創型組織」づくりの対話支援と研修を行っています。東京大学文学部卒。NHKディレクター、JICA、コンサルティング会社等を経て創業。神戸市在住。