話の長い人、どうしましょうか?〜ファシリテーターの知恵(予防編)

ファシリテーションのことなら、岐阜県唯一の専門家にお任せを。ファシリテーションとは会議を円滑に進行し、チームの力を最大限に引き出すこと。ファシリテーターとは単なる司会ではなく意見とやる気を引き出す役割。中小企業等の組織活性化、心理的安全性の向上、風土づくり、チームビルディング、SDGsの促進等に必須のスキルです。管理職等の人材育成、社員教育に、その意味や手法、コツを研修や講座でお教えします。オンライン会議、WEB会議も対応。地域は岐阜、愛知、名古屋、東海地方はじめ全国に対応。

「話の長い人にはどうしたらいいですか?」

会議を進行するファシリテーターに持っていただきたいマインド、スキルをお伝えしてきました。

今日は、「予防策」です。

その時その場で対応することも必要ですが、なるべく「演説」が起きないよう、事前に手を打っておくと後が楽になります。

会議の事前準備、冒頭でやっておきたいことをご紹介します。3つあります。

「演説」を予防する3つの対策

⒈目立つ時計を用意する。

⒉「ルール」を設定する。

⒊「話が長すぎたら言いますね」とあらかじめ言っておく。

⒈目立つ時計を用意する。

もし、会議室に時計がなければ、時計を用意しましょう。

みんながすぐに見えるぐらいの大きさで、見えやすい場所に置くのが望ましいです。
テーブルの真ん中に大きな時計(タイマー付き)を置く会社もあります。

全員に時間を意識してもらうことが大事です。

時計があれば、ファシリテーターは何も言わなくても、チラチラ見ることで「介入」ができます。相手にわかるように大袈裟に見るのもありです^^。

⒉ 「ルール」を設定する。

 話が長くならないようなルールをつくり、会議の冒頭で確認として伝えます。例えば、以下のようなルールです。

 ① 人の話は否定せず、最後まで聴こう。
 ② 発言は1回1分以内にしよう。
 ③ みんなで協力して時間内に結論を出そう。

こうしたルールをファシリテーターが紙に書いておいて読む。そして、壁などに貼っておく。もしくは、議事次第に書いておく。そうすると、意識づけしやすくなり、ファシリテーターも言いやすくなります。

より望ましいのは、一度参加者全員でルールをつくること。そうすると、「自分ごと化」します。

⒊「話が長すぎたら言いますね」とあらかじめ言っておく。。

 こうしておくと、止められてもショックは減り、ファシリテーターも言いやすくなります。

黄色い付箋を用意しておいて、「イエローカード」として掲げるのもよし。

私の場合はよく、指を回すしぐさをして、「私は元ディレクターですので、長くなったら“巻き”を入れます。これをしたら話が長くなってると思ってください」と冒頭で伝えます^^。

笑いも取りつつ伝えられるといいですね。

いかがでしょうか?

自分なりにアレンジして、トライしてみてください。

お読みいただき、ありがとうございます。

今日も良い一日をお過ごしください!

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この記事を書いた人

井坂 泰成

合同会社ひとのわ代表社員。ファシリテーター・人材育成コンサルタント。東京大学文学部卒。NHKディレクター、国際協力NGO・JICA、コンサルティング会社等を経て創業。ファシリテーションスキルと元マスコミならではのわかりやすい説明力で、組織や地域における「対話」の支援とファシリテーションや支援型リーダー育成研修等の人材育成を行っています。