「話の長い人にはどうしたらいいですか?」
会議を進行するファシリテーターに持っていただきたいマインド、スキルをお伝えしてきました。
今日は、「予防策」です。
その時その場で対応することも必要ですが、なるべく「演説」が起きないよう、事前に手を打っておくと後が楽になります。
会議の事前準備、冒頭でやっておきたいことをご紹介します。3つあります。
「演説」を予防する3つの対策
⒈目立つ時計を用意する。
⒉「ルール」を設定する。
⒊「話が長すぎたら言いますね」とあらかじめ言っておく。
⒈目立つ時計を用意する。
もし、会議室に時計がなければ、時計を用意しましょう。
みんながすぐに見えるぐらいの大きさで、見えやすい場所に置くのが望ましいです。
テーブルの真ん中に大きな時計(タイマー付き)を置く会社もあります。
全員に時間を意識してもらうことが大事です。
時計があれば、ファシリテーターは何も言わなくても、チラチラ見ることで「介入」ができます。相手にわかるように大袈裟に見るのもありです^^。
⒉ 「ルール」を設定する。
話が長くならないようなルールをつくり、会議の冒頭で確認として伝えます。例えば、以下のようなルールです。
① 人の話は否定せず、最後まで聴こう。
② 発言は1回1分以内にしよう。
③ みんなで協力して時間内に結論を出そう。
こうしたルールをファシリテーターが紙に書いておいて読む。そして、壁などに貼っておく。もしくは、議事次第に書いておく。そうすると、意識づけしやすくなり、ファシリテーターも言いやすくなります。
より望ましいのは、一度参加者全員でルールをつくること。そうすると、「自分ごと化」します。
⒊「話が長すぎたら言いますね」とあらかじめ言っておく。。
こうしておくと、止められてもショックは減り、ファシリテーターも言いやすくなります。
黄色い付箋を用意しておいて、「イエローカード」として掲げるのもよし。
私の場合はよく、指を回すしぐさをして、「私は元ディレクターですので、長くなったら“巻き”を入れます。これをしたら話が長くなってると思ってください」と冒頭で伝えます^^。
笑いも取りつつ伝えられるといいですね。
いかがでしょうか?
自分なりにアレンジして、トライしてみてください。
お読みいただき、ありがとうございます。
今日も良い一日をお過ごしください!