人を動かす「一言の力」

ファシリテーションのことなら、岐阜県唯一の専門家にお任せを。ファシリテーションとは会議を円滑に進行し、チームの力を最大限に引き出すこと。ファシリテーターとは単なる司会ではなく意見とやる気を引き出す役割。中小企業等の組織活性化、心理的安全性の向上、風土づくり、チームビルディング、SDGsの促進等に必須のスキルです。管理職等の人材育成、社員教育に、その意味や手法、コツを研修や講座でお教えします。オンライン会議、WEB会議も対応。地域は岐阜、愛知、名古屋、東海地方はじめ全国に対応。

部下・同僚等、職場の仲間に言葉をかけていますか?

相手の仕事ぶりを認める言葉、相手がやる気になるような言葉を。

私は最近、とても嬉しい言葉をもらいました。

その人は、クライアントの経営者でも、人事担当者でも、同業の仲間でもありません。

私が非常勤講師を務めている大学の学生でした。

毎回提出してもらう授業の「ふりかえりレポート」の自由欄にこんな言葉を残してくれていました。

「受講者が多いにもかかわらず、いつもコメントがついていて嬉しいです。」

それを読んだ私は、「あ〜、嬉しいと思っている人がやっぱりいたんだ。大変だけど、やってよかった。」と思い、じ〜んと喜びを感じました。

実際、70人以上いる学生一人一人のレポートにコメントするのは、一言ずつではあってもそれなりに労力と時間がかかります。

はっきり言って、やる義務はありません(笑)。

提出さえしてもらえばいいのです。

ただ、一生懸命書いたレポートを読んでいると、「ちゃんと読んでますよ。あなたはちゃんと学びましたね。」という承認の言葉をかけたくなります。

きっと、そうしてあげたら向こうも嬉しいだろうと、自分の経験から思います。

実際、他の学生からも「先生たちはちゃんと読んでるかどうかわからない」と何もフィードバックがないことへの不満を聞いたことがありました。

あくまで自分の意志でやっていることなので、もし、今回のような言葉が返って来なくても構わないのですが、やはり、言葉を見ると嬉しくなります。

「ああ、分かってくれている人がいる。やってよかった。しかも、それを言葉にして伝えてくれた」と、その気持ちに、救われた思いと感謝の念を抱きました。

私も、その学生に対して「嬉しいコメントありがとう。喜んでもらえて、それを言葉で伝えてくれて、私も嬉しいです。」と、これから返します。

何気ないたった一言ですが、私の励みになり、「続けよう」とやる気にさせてくれました。

20代の頃上司が言ってくれた一言を今でも覚えています。

「君はいつも何か工夫をしているね」。

その人は私の仕事ぶりをいつも観ていてくれたのです。

私は「大したことはできなくても、これでいいんだ。工夫を続けよう」と勇気づけられました。

あなたは誰かの良さを観ていますか?

尊敬や感動や感謝を感じていますか?

言葉を惜しんでいませんか?

通りすがりに一言。

日報に一言。

付箋で一言。

是非、あなたの素直な気持ちを言葉にしてかけてみてください。

きっと、その人は勇気づけられると思います。

お読みいただき、ありがとうございます。

今日も良い一日をお過ごし下さい。

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この記事を書いた人

井坂 泰成

合同会社ひとのわ代表社員。ファシリテーター・人材育成コンサルタント。東京大学文学部卒。NHKディレクター、国際協力NGO・JICA、コンサルティング会社等を経て創業。ファシリテーションスキルと元マスコミならではのわかりやすい説明力で、組織や地域における「対話」の支援とファシリテーションや支援型リーダー育成研修等の人材育成を行っています。