心理的安全性の高め方〜話しやすい会議にするコツ⑴進行役の表情

ファシリテーションのことなら、岐阜県唯一の専門家にお任せを。ファシリテーションとは会議を円滑に進行し、チームの力を最大限に引き出すこと。ファシリテーターとは単なる司会ではなく意見とやる気を引き出す役割。中小企業等の組織活性化、風土づくり、チームビルディング、SDGsの促進等に必須のスキルです。管理職等の人材育成、社員教育に、その意味や手法、コツを研修や講座でお教えします。オンライン会議、WEB会議も対応。地域は岐阜、愛知、名古屋、東海地方はじめ全国に対応。

会議で意見が出ない理由

「なかなかみんなが意見を出してくれない…」

と、お悩みではありませんか?

会議の進行を担当する方なら、多いかと思います。

どうして意見が出ないのでしょうか?

その理由は大きく3つあります。

⒈ 何を聞かれているかわからない。
⒉ 聞かれていることはわかるが、意見が浮かばない。
⒊ 意見はあるが、言いにくい。

⒈、⒉、ということもあるでしょうが、
一般には⒊が多いでしょう。

「私は下の立場だから言いづらい…」
「考えがまとまってないから出せない…」
「的外れだったらイヤだな…」
「批判・否定されるのではないかな…」

そんな気持ちの人が多く、みんなが下を向いているような「話しにくい雰囲気」が出来上がっていることがありがちです。

会議を上手く進めるコツは色々ありますが、なんと言っても大事なのが「心理的安全性」を高めること。話しやすい雰囲気をつくることです。

「心理的安全性」とは

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「心理的安全性」とは、「チームの一人一人が不安なく自分を表現できる雰囲気」のこと。いわゆる「話しやすさ」、「風通しのいい雰囲気」のことです。

話を聴いてもらえる。相談しやすい。問題点も指摘しやすい。等、とにかく、「安心して何でも言える」雰囲気のことです。

大事なポイントは、「何でも言える」ことです。日本では、当たり障りのない会話や同調で「仲良し」のような関係でいることを「人間関係が良い」とか「安心できる」と捉える向きがありますが、本当の意味での「心理的安全性」は「何を言っても大丈夫」「リスクを冒しても大丈夫」という信頼感があることです。そういう意味では、「相互信頼感」と言い換えた方が真意が伝わるかもしれません。

とにかく、この心理的安全性が会議、ひいては組織運営には非常に大切になります。

ファシリテーションのことなら、岐阜県唯一の専門家にお任せを。ファシリテーションとは会議を円滑に進行し、チームの力を最大限に引き出すこと。ファシリテーターとは単なる司会ではなく意見とやる気を引き出す役割。中小企業等の組織活性化、風土づくり、チームビルディング、SDGsの促進等に必須のスキルです。管理職等の人材育成、社員教育に、その意味や手法、コツを研修や講座でお教えします。オンライン会議、WEB会議も対応。地域は岐阜、愛知、名古屋、東海地方はじめ全国に対応。

心理的安全性の重要性はGoogle社の4年に及ぶ調査研究「プロジェクトアリストテレス」によって明らかにされました。同社の世界中のオフィスで生産性の高いチームの秘密を調べたところ、第一位の要因が「心理的安全性」だったのです。

ですので、同社は、会議においても、CEOと新入社員が直接対等に話せるようにするなど、心理的安全性を大事にした経営をしています。

心理的安全性向上のコツ〜進行役の表情から

ファシリテーションのことなら、岐阜県唯一の専門家にお任せを。ファシリテーションとは会議を円滑に進行し、チームの力を最大限に引き出すこと。ファシリテーターとは単なる司会ではなく意見とやる気を引き出す役割。中小企業等の組織活性化、風土づくり、チームビルディング、SDGsの促進等に必須のスキルです。管理職等の人材育成、社員教育に、その意味や手法、コツを研修や講座でお教えします。オンライン会議、WEB会議も対応。地域は岐阜、愛知、名古屋、東海地方はじめ全国に対応。

さて、では、会議において、心理的安全性を高めるにはどうすればいいのでしょう?

工夫は色々ありますが、まず大事なのは、進行役自身の態度=非言語表現です。いわゆる「雰囲気」ですが、これは、当人が思っている以上に影響力があります。その代表が「表情」ですね。

ファシリテーションの基本は「当事者中心」。つまり、「相手目線になる」ことです。

参加者の立場になってみたら、進行役がどんな表情だったら話しやすいでしょうか

緊張感漂う固い表情、怖い表情の人に「意見を出して下さい」と言われても、出しやすいでしょうか?

とにかく意見を出させたいと思っている人ほど、知らず知らず表情が緊張で固くなっているかもしれません(声も)。そうでなくても、誰しも普通にしているレベルでは「無表情」に見えることが多いです。

悪気はなくても、普通レベルの無表情だと、相手にとって「話しやすい」とはなりません。やはり、笑顔や、相手を受け容れる表情であって初めて話しやすくなります。

笑顔は緊張していては自然にはできませんので、頭は真剣であっても心は「リラックス」して「みんなと話すのが楽しみ」ぐらいに思えているといいですね。

「ま、気楽に雑談しようよ」ぐらいの気持ちで、余裕をつくって、やや笑顔で臨みましょう。

難しければ、冒頭で「いや〜、会議って緊張しますよねぇ」「司会って難しくて。誰か代わってくれません?」等と自分から敢えて言って笑い、自分も周りもほぐしましょう。

成果を出そうと思えばこそ、真剣になりすぎてはいけません。
会議では「安心」が何より必要です。

どんな表情なら、参加者が意見を出しやすいだろうか?
自分は普段どんな表情で進行しているだろうか?
次はどんな表情で行こうか?

まずは、そう考えて臨んでみて下さい。

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この記事を書いた人

井坂 泰成

合同会社ひとのわ代表社員。ファシリテーター・人材育成コンサルタント。東京大学文学部卒。NHKディレクター、国際協力NGO・JICA、コンサルティング会社等を経て創業。ファシリテーションスキルと元マスコミならではのわかりやすい説明力で、組織や地域における「対話」の支援とファシリテーションや支援型リーダー育成研修等の人材育成を行っています。