東京某所にて、ある運輸系大手企業の2日間の新入社員研修に登壇しました。
内容は、社会人としての心構え、マナー、基本的なコミュニケーション。
特別難しいことはありませんでしたが、受講者の中には、声の小さい人、人と目が合わせられない人、語尾がはっきりしない人等、コミュニケーションに課題のある人が何人かいました。
しかし、2日間で、声が小さかった人は大きくなり、目が合わせられなかった人は目を見て話せるようになり、いつも発言が最後だった人は一番に手を上げて発表できるようになりました。
何をしたか?
自分の話す姿を動画で見てもらい、私からも伝えて課題を認識してもらい、何度も繰り返す。
少しでも上達したら、その点を褒める。心がけたことを聞いて、称賛する。
そういうことを重ねました。
決して、できないことを叱ったり、できていない点だけを指摘することはしません。
伸びようとする力を認め、伸びようとする方向に向かうよう励ますだけです。
「彼らの潜在能力を信じて関わってくれたことに感謝しています。」
と、「おとなしい」と心配していた人事担当者から感謝の言葉をいただき、嬉しかったです。
素直な若者たち。
信頼して、褒めてあげれば、いくらでも成長できます。
人の可能性は無限大です。