ファシリテーションが苦手と思っている方へ

ファシリテーションのことなら、神戸市の専門家にお任せを。ファシリテーションとはアジェンダを整え、会議を円滑に進行し、チームの力を最大限に引き出すこと。ファシリテーター(支援型リーダー)とは単なる司会ではなく意見とやる気を引き出す役割。中小企業等の組織活性化、心理的安全性の向上、風土づくり、チームビルディング、リーダーシップ、SDGsの促進等に必須のスキルです。管理職等の人材育成、社員教育に、その意味や手法、コツを研修や講座でお教えします。オンライン会議、WEB会議も対応。地域は関西はじめ全国に対応。

「ファシリテーションは難しい」という声をよくお聞きします。

複数の人が話し合う場を円滑に進めていくことは確かに簡単ではありません。

特に、自分が組織やプロジェクトのリーダーであり、
人数が多い時、意見が多様な時、プロジェクト等の開始時で先が読めない時はそうかもしれません。

ただ、必要以上に苦手意識を持っている人にはこんな「思い込み」があると思います。

「自分が正しい答えを示さないといけない」

「どんな質問にも答えられないといけない」

「澱みなくテキパキ進めないといけない」

こういう必要は全くありません。

確かにリーダーとしての判断が求められる場合はあると思いますが、

会議でファシリテーターを務める時は、「モードの切り替え」が必要です。

ファシリテーターとして大事なことは、あくまで「そこにいるみんなの考えが表に出てくること」です。

そして、それをみんなで見て、「どうしたらいいかをみんなで考えてもらうこと」です。

少々モタモタしても、ポツリポツリと話すだけでも構いません。

会議の特に出だしはそういうものです。

「考え」は、基本は次の3つのことを意識して聞くといいです。

⒈ 今の状況・問題についてどう思っているか?(現在地)

⒉ どうなるといいか?(理想のゴール)

⒊ そのためにどうすればいいか?(ゴールに向かうプロセス)

意見は粘土のようなもので、最初は固まってなくて形が見えないものが、

話し合っていくうちにみんなでこねて形になっていく、というイメージを私は持っています。

ファシリテーターにとって大事なのは、上手に仕切ろうというよりも

みんな、どんなことを思っているのだろう?」という関心を持つこと。

一人一人に必ず何か考えがあると思って、それを聞き出そうという姿勢を持つこと。

(加えて、上記3つのような視点を持っておくこと)

そうすることで、自然と意見を引き出していくことができます。

それが見えてくれば、次に進むべき方向=「では、どうしたらいいか」も自ずと見えてくるものです。

例えて言うと、みんなが持っている粘土の素材を出し合って、あーだこーだ言いながら、

一緒に形を作って何らかの「作品」を作ること。

そのために「考えを聞いていく」のがファシリテーターとしての自分の役割。

そういうイメージを持っておくと、苦手意識は和らげることができるるのではと思います。

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この記事を書いた人

組織づくりと人材育成のことなら、実績あるファシリテーターにお任せを。自走型・自律型組織への組織変革、チームビルディング、リーダー育成、社員教育、会議・ミーティングの活性化をプロのファシリテーションの技術で実現します。心理的安全性を向上させ、社員の主体性とやる気を引き出し、持続的に発展する強い組織づくりを伴走支援します。神戸を拠点に関西、東海、全国で対面・オンラインでの研修に対応しています。

井坂 泰成

合同会社ひとのわ代表社員/ファシリテーター・人材育成コンサルタント。一人一人が主体的に動いて協力する「共創型組織」づくりの対話支援と研修を行っています。東京大学文学部卒。NHKディレクター、JICA、コンサルティング会社等を経て創業。神戸市在住。