「不満」を聞いたら、どうすれば?〜ファシリテーター型リーダーの対応〜

ファシリテーションのことなら、岐阜県唯一の専門家にお任せを。ファシリテーションとは会議を円滑に進行し、チームの力を最大限に引き出すこと。ファシリテーターとは単なる司会ではなく意見とやる気を引き出す役割。中小企業等の組織活性化、心理的安全性の向上、風土づくり、チームビルディング、SDGsの促進等に必須のスキルです。管理職等の人材育成、社員教育に、その意味や手法、コツを研修や講座でお教えします。オンライン会議、WEB会議も対応。地域は岐阜、愛知、名古屋、東海地方はじめ全国に対応。

社員やメンバーが職場の事等について不満を言ってくること、ありませんか?

そんな時どう対応されているでしょうか?

誰しも不満を聞くのは愉快ではないと思います。

私自身、社員の立場であった時は「不満分子」でグチが多かったですが、自分がマネジメントする立場になった時は不満をぶつけられるのは嫌でした(笑。勝手なものです)。

しかし、組織運営をしていれば、リーダーが気づかないことも色々出てきます。

「不満」は物事を改善し、その人との関係も改善・強化していくチャンスにもなります。

ただし、「不満を聞く」ことだけを繰り返していると相手を依存的にしてしまう危険もあります(私自身、過去そういう失敗をしました)。

では、どうすればいいのでしょうか?

不満を聞いた時、対応には大きく分けて3つの選択肢があると思います。

⒈ 無視 何もしない。放置する。却下する。…これが最悪ですね。

⒉ 処置 解決してあげる。…ベターですね。ただし、相手の主体性は引き出してません。

⒊ 協働 一緒に考えてもらう。事の性質にもよりますが、こうできればベストだと思います。

リーダーができること・すべきことを伝えた上で、「一緒に考えてほしい」と、相手にもできること・すべきことを考えてもらう。

例えば、「あなたはどうしたらいいと思いますか?

    「あなたにできることはないですか?

    「改善するために、みんなで話し合ってみませんか?」 等。

不満の内容がリーダーだけに関わることであれば別ですが、人間関係や仕事の仕方など職場全体に関わることであれば、不満を「リーダーが解決してあげる」のではなく「みんで知恵を出し合う」モードに持っていった方が、相手の主体性・自律性を引き出していくことになります。

「困ったな。なんとかしないといけない(と考え込む)」のではなく、

「なるほどね。言ってくれてありがとう。どうしたらいいかな?」と、建設的に話し合うモードで対応する。

それが、「不満を生かす」ファシリテーター型リーダーの対応です。

不満を恐れず、「改善の種」と見て前向きに考え、相手もポジティブな方向へ持っていきましょう。

お読みいただき、ありがとうございます。

今日も良い一日をお過ごし下さい。

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この記事を書いた人

井坂 泰成

合同会社ひとのわ代表社員。ファシリテーター・人材育成コンサルタント。東京大学文学部卒。NHKディレクター、国際協力NGO・JICA、コンサルティング会社等を経て創業。ファシリテーションスキルと元マスコミならではのわかりやすい説明力で、組織や地域における「対話」の支援とファシリテーションや支援型リーダー育成研修等の人材育成を行っています。