1on1 本音を聞くために質問より大事な二つのこと

ファシリテーションのことなら、神戸・岐阜の専門家にお任せを。ファシリテーションとはアジェンダを整え、会議を円滑に進行し、チームの力を最大限に引き出すこと。ファシリテーター(支援型リーダー)とは単なる司会ではなく意見とやる気を引き出す役割。中小企業等の組織活性化、心理的安全性の向上、風土づくり、チームビルディング、リーダーシップ、SDGsの促進等に必須のスキルです。管理職等の人材育成、社員教育に、その意味や手法、コツを研修や講座でお教えします。オンライン会議、WEB会議も対応。地域は岐阜、愛知、名古屋、東海地方はじめ全国に対応。

私も極小ながら会社の経営者として、経営者の団体に属しています。

そんな集まりの場で時に耳にするのがこの言葉。

「社員が何を考えているのかわからない…」。

特に若手社員のことを指している場合が多いですが、社員とのコミュニケーションが難しいと、お悩み、お嘆きの言葉です。

そんな時、私は、同情しつつも、こうツッコミたくなるのです。

「それは聞かないから、わからないのでは?」と。(笑)

そう言ったら身も蓋も無い、ということになるのでしょうか。

おそらく、ご本人も、「それはわかってはいるけど、聞けないんです」と仰るかもしれません。

実際、「社員との面談は、苦手だからやらないんです」と仰る社長も時々おられます。

人には得手・不得手があるので、コミュニケーションが苦手なら仕組みで動かす、という方法もないではないと思います。

ただ、逆に言うと、仕組みや言語化を徹底していなければ、社長がやってほしいことを伝えて共有することや、社員の意欲や行動を引き出すことは、両者のコミュニケーションを抜きにしては難しいと思います。

信頼関係がなければ、社員は心からは動きません。

社長が無理なら幹部や管理職が、やはり、社員一人一人との意思疎通を図り、お互いの認識のズレをなくし、不満をなくし、同じ方向を向いて動いていくための「対話」の機会が組織では必要になります。

その機会の一つが、最近広がっている「1on1ミーティング」 です。

目的の第一は「社員の成長」。

社長や上司が話すよりも、社員に話してもらうことがねらいです。

・最近の調子はどうか?

・今何か相談したいことはないか?

・課題解決に向けて、どうしたらいいか?

といったことを、膝を交えて話し合う場です。

会話< 1on1 <面談

プライベートな話を交えてももちろんいいのですが、雑談に終わらせず、真面目に仕事の話をする。

かと言って、考課面談ほど硬い場ではなく、ざっくばらんに話し合う。

1回は15分〜30分程度と短くして、1ヶ月に1回ぐらいのペースで行うのが望ましいです。(考課面談のように間隔を開けない)

その時に大事なのは部下の「本音を聞く」こと。

そのためには様々な「質問」で話を引き出すことが必要です。

とここまでは、書籍等でもよく書かれていることなのですが、実は質問の前に、より大事なことがあります。

質問ばかりして話を引き出そうとすると、逆に警戒されて話してもらえなくなることもあります。

より大事なこと、それは、「意図の説明」と「自己開示」です。

何のために 1on1 をするのか、決して部下の粗探し等ではなく、「あなたの成長と、組織をよくしていくため」という意図を自分の言葉で伝えること。

そして、もう一つは、「自分もこういう対話は苦手なんだよ。助けると思って話して」や「最近、こういう事があって困ってて…」等と、自分が先に本心を語る、心の内を見せることです。

私はこれを「パンツを脱ぐ」と言っていますが(笑)、部下は上司が「脱いだ」程度に「脱いで」くれます。(因みに、研修では、講師が「脱ぐ」と、受講者も「脱いで」、本音を語ってくれます)

「意図の説明」と「自己開示」、社員・部下と話をする際は心掛けてみてください。

それだけでは、具体的にどうしたらいいかわからない、もっと詳しく知りたいという方は、1on1のコツをお伝えする弊社のセミナーに是非ご参加下さい。

以下、ご案内です。

口べた社長のための「必勝!1on1ミーティング」セミナー

~無理なくできる対話のコツ~

日時:2024年9月30日(金) 18:00~20:00

会場:株式会社 be love company セミナールーム

   神戸市中央区元町通3丁目9-8 パルパローレビル3階

社員の離職防止や育成に効果があると言われる1on1ミーティング。

中小企業でも導入する会社が増えています。

しかし、実際の対話は難しいという声がたくさん。

☑️何を聞けばいいかわからず沈黙に…。

☑️ただの雑談に終わってしまう…。

☑️不満と要望ばかり聞かされる…。

☑️自分が喋りすぎてしまう…。

☑️自分の考えをどこまで言っていいか迷う…。

そんな経営者や管理職の皆さんにお届けするこのセミナー。

本に書かれた教科書的な受け答えではなく、ありのままの自分で無理なくできる1on1ミーティングのコツをお教えします。

内容

1.       1on1は何のため? 色々ある目的と効果

2.       「本音を聞く」ために 傾聴・質問以上に大事なこと

3.       鉄板!の会話の流れ

4.       コーチングの教科書にはない「引き出す質問のニュアンス」 

5.       1on1プチトレーニング(講師と練習し、フィードバックをもらう)

定員:6人(先着順)

参加費:5,000円⇨キャンペーン価格2,000円(税別)

主催:合同会社ひとのわ

講師:井坂泰成(いさかやすしげ)

合同会社ひとのわ代表社員

   ファシリテーター・人材育成コンサルタント(教育ファシリテーション修士)

講師プロフィール:

兵庫県神戸市生まれ

東京大学文学部卒。NHKディレクター、国際協力NGO・JICA、コンサルティング会社等を経て2016年創業、2024年4月法人設立。対話支援と人材育成を通してチームづくりを支援。これまでに管理職等約9,000人を育成。押し付けず、主体性を引き出すスタイルに定評がある。

CTIジャパン・コーチ養成講座修了

南山大学大学院人間文化研究科教育ファシリテーション専攻修了

お問合せ:電話090-3995-7643(合同会社ひとのわ 井坂)

      Email info@hitonowallc.com

申込方法:チラシのQRコード、または下記の申込フォームからお申込み下さい。

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この記事を書いた人

井坂 泰成

合同会社ひとのわ代表社員。ファシリテーター・人材育成コンサルタント。東京大学文学部卒。NHKディレクター、国際協力NGO・JICA、コンサルティング会社等を経て創業。ファシリテーションスキルと元マスコミならではのわかりやすい説明力で、組織や地域における「対話」の支援とファシリテーションや支援型リーダー育成研修等の人材育成を行っています。