会議を進行する社長がどうしてもしゃべりたいなら…

ファシリテーションのことなら、神戸市の専門家にお任せを。ファシリテーションとはアジェンダを整え、会議を円滑に進行し、チームの力を最大限に引き出すこと。ファシリテーター(支援型リーダー)とは単なる司会ではなく意見とやる気を引き出す役割。中小企業等の組織活性化、心理的安全性の向上、風土づくり、チームビルディング、リーダーシップ、SDGsの促進等に必須のスキルです。管理職等の人材育成、社員教育に、その意味や手法、コツを研修や講座でお教えします。オンライン会議、WEB会議も対応。地域は関西はじめ全国に対応

「うちの社員は会議で意見を言わないんですよ…」

と嘆く、ある社長さん。

依頼されて会議をオブザーブすると、原因がすぐにわかりました。

社長が一人でしゃべり続けていたのです(笑)。

社員が何か言っても、「あー、それはね…○○すればいいから」とすぐに口を挟みます。

これで社員の意見を引き出すのは至難の業です。

もちろん、その社長には、終了後、見たままをお伝えし、気づいていただきましたが、

このような事は本当によくあると思います。

中小企業では、幹部会議等で社長が司会進行をする事が多いと思います。

本来、会議の進行役の役割は、「みんなの意見を聞いて、まとめる」ことです。

一方で、社長やリーダーは、誰よりも組織全体のこと、経営のことを考えているし、アイディアや伝えたいことが色々あるのも自然なことです。

「聞かなきゃいけないけど、話したい」というジレンマ。

を抱えたまま、進行するのは本当はとても難しい事です。

(「聴く」ことに慣れてくれば切り替えられますが)

そこで、オススメしたいのは、

⒈ 進行を誰かに任せる事(会議の設計含め)

⒉ 社長が話す時間は確保してもらい、みんなに意見を出してもらう時間と分ける事 

です。

⒈ は、No.2、もしくは、公平な聞き役、行事役になるのが得意な人に

⒉ は、議事次第に「社長の話 10分」「協議 20分」等と最初から書いておきます。

そうすることで、大事な伝えたい事は伝え、みんなの意見を聞く時は黙っておくという

切り替えが、何もないよりはしやすくなるでしょう(進行役にも、止めてもらうようにお願いしておいて)。

つまり、役割を分ける。時間を分ける。という工夫です。

社員との大事なコミュニケーションの場である会議、

どんな風になるといいのか、今一度、見直してみてください。

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この記事を書いた人

井坂 泰成

合同会社ひとのわ代表社員。ファシリテーター・人材育成コンサルタント。東京大学文学部卒。NHKディレクター、国際協力NGO・JICA、コンサルティング会社等を経て創業。ファシリテーションスキルと元マスコミならではのわかりやすい説明力で、組織や地域における「対話」の支援とファシリテーションや支援型リーダー育成研修等の人材育成を行っています。