会議やミーティングでファシリテーターを務める際、冒頭で、こんな始め方↓をしてないでしょうか?
「おはようございます。○○会議を始めます。よろしくお願いします。では、最初の議題ですが、え〜っと…」
事務的な感じで、淡々と話し、いきなり本題に入る。
さらにひどいと、表情もなく、ボソボソと、ダラダラと、下を向いたまま元気なく話す。
これをお読みのあなたは違うと信じたいですが(笑)、世の中には結構多いのです。
これで活発に、自由に意見を出してくださいと言っても無理な話です。
参加者は、悪気はなくても受け身になりがちなので、会議の冒頭では「意識づけ」が必要です。
その日の目的や議題を説明することもありますが、その前に、「ムードをつくる」ということをした方がいいです。
初対面の場だったり、緊張感が強い場合はまずは「リラックス」させる。
その上で、「一緒に実りある場にしよう」という趣旨の呼びかけをする。
例えば、こんな呼びかけです。
「おはようございます。○○会議を始めます。今日も効率良く生産的な会議にしましょう!ご協力お願いします。」
「みんなの知恵でいいアイディアを出していきましょう!」
「意味のある会議にするためには皆さんの貢献が必要です。みんなの力でいい会議にしましょう」
等です。
どんな言葉を選ぶかは、その会議や参加者の状況に合わせてアレンジしていただければいいのですが、大事なことは、ただ事務的に始めるのではなく、こうした「意識づけ」のメッセージをかけ、前向きで協力的なムードをつくることです。
そのためには、もちろん、言葉の内容だけではなく、声の力、表情、その元になる「マインド」が前向きで活発である必要があります。
あなたのマインドはどんな状態でしょうか?
ルーティン会議ほど事務的になりがちだと思いますが、進行役は始める前に少し立ち止まり、「この会議をどんな場にしたいのか?」を自問自答して臨んでみてください。
お読みいただき、ありがとうございます。
今日も良い一日をお過ごしください!