地域に根差した老舗企業からのご相談
MiNO1ファシリテーションオフィス代表の井坂泰成です。
今日は、大垣市内の製造系企業様から人材育成等のご相談をいただき、
お話を伺いに行って参りました。
この会社は地域の鉱物資源の加工・販売を事業とし、
およそ100年の歴史を誇っています。
そんな企業でもお悩みはあります。
社長室に招かれ、社長から直接お話を伺いました。
トップのお悩みは「ボトムダウン」
社長のお悩みとしてまず出てきたのはこんな内容でした。
「安全管理に課題がある」
「営業社員はもっと主体的に動いてほしい」
「礼節や気配り等、人としての基本ができていない」
様々な問題が各部署にあることがわかりましたが、
その原因を掘り下げてお聞きしていくと、
これまでは「トップダウン」で進めた来たことが背景にあるとのことでした。
そこで、これからは「ボトムアップ」を進め、
社員自ら考えて動くように力を引き出していきたい。
ということで私に声をかけて下さったのでした。
研修提案の前に〜見えてきた根本的な課題
では、すぐにファシリテーション研修?
あるいは、ファシリテーター型リーダーシップ研修?
かと言うと、さらにお話をお聞きすると、
わかってきたことがありました。
社長は、仕事を通して「人格を磨く」という事を大切に考えておられ、
「周りを喜ばせる」といった基本的な価値観を社員に浸透させ、
会社の文化としたいということでした。
しかし、そうした社長が考える会社像・人材像が
明確な言葉にできていない(ので、伝わっていない)。
また、そうした価値観を浸透させるような教育プログラムがない。
ということがわかりました。
経営理念と教育体系〜組織の土台づくりからのご支援へ
ということで、個別の研修の前に、
⒈ 経営理念の成文化と浸透
⒉ 経営理念を反映した教育体系づくり(特にベースとなる価値観教育のプログラムづくり)
まず、この二つからご支援をさせていただくことになりました。
経営理念の成文化と浸透は、これまでもご支援させていただいた実績があり、
社長と社員が一緒に対話を重ねて作るワークショップをファシリテートしました。
「社員と共につくる経営理念ファシリテーション」
単発の研修を実施するのとは違って大きなタスクになりますが、
とてもやりがいのあるお仕事で、とてもありがたく光栄に思っています。
組織の持続的な発展には「教育」と「風土づくり」が不可欠で、
それも対話を通して社員のやる気を引き出していきながら進めることが大切です。
人材育成、組織づくりにお悩みの経営者・管理職の皆様、ご相談いただければ幸いです。