大勢の社員に話をする経営者の方。
会社の商品をプレゼンする営業社員の方。
またまた、講師として登壇する方。
人前で話す時に緊張しませんか?
と聞かれると、多くの方が「Yes」と答えると思います。
私も登壇する身として、最初の頃は今よりずっと緊張していましたし、今でも研修の冒頭は緊張します。
適度な緊張はいいのですが、強くなりすぎると呂律が回らなくなったりするので、パフォーマンスを落としますよね。
では、どうしたら緊張しないで話せるでしょうか?
私なりに思うコツをご紹介します。
まず、「体から」です。
⒈ 深呼吸する
⒉ 体をほぐす、歩く
⒊ 笑う(鏡に向かって口角を上げる)
これらはあくまで応急処置ですが、役立ちます。
次いで、「準備」です。
自信がない時に緊張するのは当然のことなので、準備をできるだけしておきます。
⒈ 内容・構成をしっかり計画しておく
⒉ イメージトレーニングをしておく
⇨ゆっくり落ち着いて話している自分
⇨聞き手としっかりやり取りしている自分
⇨止まってしまってもリカバーしている自分
そんな姿をイメージしておきます
⒊ 冒頭は実際に練習しておく
最後に、やはり、根本は「意識」です。
なぜ緊張するのか?
を紐解いていくと、
「自分に意識が向いている」からなんですよね。
「上手くやれるか?」「どう評価されるか?」が気になっている状態に、無意識のうちになっているわけです。
そこを解くには…
「自分のことは忘れ、相手に意識を向ける」が一番です。
それには、こんな意識を持つ(独り言)といいです。
⒈ 主役は聞き手。私は単に伝える役目にすぎない。
⒉ みんなが関心があるのは内容であって、私のことではない。
⒊ 少しでもみんなの役に立てればそれでいい。
⒋ みんな、私の敵ではなく味方。
⒌ 一期一会の時間を一緒に楽しもう
そして、実際に話すときは、一人一人の目を見て、ゆっくり、しっかり届けようと思いながら話すこと、です。
「自分が何のためにそこにいるのか?」
自分が評価されるためではなく、相手にとっての目的(「学び」等)があるはずです。
自分が話をするのは、自分よりも大きな目的のため。
そこに意識を向けましょう。