会議の空気を変える最初の一言

ファシリテーションのことなら、神戸市の専門家にお任せを。ファシリテーションとはアジェンダを整え、会議を円滑に進行し、チームの力を最大限に引き出すこと。ファシリテーター(支援型リーダー)とは単なる司会ではなく意見とやる気を引き出す役割。中小企業等の組織活性化、心理的安全性の向上、風土づくり、チームビルディング、リーダーシップ、SDGsの促進等に必須のスキルです。管理職等の人材育成、社員教育に、その意味や手法、コツを研修や講座でお教えします。オンライン会議、WEB会議も対応。地域は関西はじめ全国に対応。

御社の会議は上手く行っていますか?

効率的に成果は出ていますか?

なかなか「Yes」と答えられる方は少ないのではと思います。

先日お会いした経営者も、ある部署の会議が「全然ダメ」と嘆いておられました。

どうダメかと言うと、「進行役の管理職が9割の時間話をして、部下の意見を引き出せていない」と…。

確かに、それでは会議の意味がないですよね。

参加者全員が意見を言い、それを深めて一つの結論に持っていってこそ、有意義な会議となります。

そのためには、進行役は「聞き役」にならないといけません。

しかし、焦りや「待てなさ」からか、はたまた、「自説」を聞かせたいからか、進行役である上司が一番しゃべっているということがよくあります。

こんな時、進行役はあえて黙ることが必要ですが、その前に、もう一つ、大事なことがあります。

それは会議の最初に、「空気を変える一言」を伝えることです。

主役はみんな。私は黙っているので自由に意見を出してほしい

まとまってなくていいし、正解を狙わなくていいから、思いつきで出してね

と、安心感を与え、心理的ハードルを下げる一言です。

それも、本当に歓迎する笑顔の表情で言うと、なお効果が高まります。

EOそれを言うことは、進行役自身への意識づけにもなります。

参加者は、一般に、進行役が思っている以上に不安感から意見が言いにくいものです。

ほんの一言でも、場の空気を変えることができますし、そうなれば話はしやすくなります。

「何か意見ない?」といきなり本題から入りたくなるかもしれませんが、それでは少々唐突です。

ぜひ、ポジティブで安心感を与える一言を、それにふさわしい表情や声のトーンで伝えてみて下さい。

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この記事を書いた人

井坂 泰成

合同会社ひとのわ代表社員。ファシリテーター・人材育成コンサルタント。東京大学文学部卒。NHKディレクター、国際協力NGO・JICA、コンサルティング会社等を経て創業。ファシリテーションスキルと元マスコミならではのわかりやすい説明力で、組織や地域における「対話」の支援とファシリテーションや支援型リーダー育成研修等の人材育成を行っています。