御社の会議は上手く行っていますか?
効率的に成果は出ていますか?
なかなか「Yes」と答えられる方は少ないのではと思います。
先日お会いした経営者も、ある部署の会議が「全然ダメ」と嘆いておられました。
どうダメかと言うと、「進行役の管理職が9割の時間話をして、部下の意見を引き出せていない」と…。
確かに、それでは会議の意味がないですよね。
参加者全員が意見を言い、それを深めて一つの結論に持っていってこそ、有意義な会議となります。
そのためには、進行役は「聞き役」にならないといけません。
しかし、焦りや「待てなさ」からか、はたまた、「自説」を聞かせたいからか、進行役である上司が一番しゃべっているということがよくあります。
こんな時、進行役はあえて黙ることが必要ですが、その前に、もう一つ、大事なことがあります。
それは会議の最初に、「空気を変える一言」を伝えることです。
「主役はみんな。私は黙っているので自由に意見を出してほしい」
「まとまってなくていいし、正解を狙わなくていいから、思いつきで出してね」
と、安心感を与え、心理的ハードルを下げる一言です。
それも、本当に歓迎する笑顔の表情で言うと、なお効果が高まります。
EOそれを言うことは、進行役自身への意識づけにもなります。
参加者は、一般に、進行役が思っている以上に不安感から意見が言いにくいものです。
ほんの一言でも、場の空気を変えることができますし、そうなれば話はしやすくなります。
「何か意見ない?」といきなり本題から入りたくなるかもしれませんが、それでは少々唐突です。
ぜひ、ポジティブで安心感を与える一言を、それにふさわしい表情や声のトーンで伝えてみて下さい。