会議でサクサク決めるにはこの一言

ファシリテーションのことなら、岐阜県唯一の専門家にお任せを。ファシリテーションとは会議を円滑に進行し、チームの力を最大限に引き出すこと。ファシリテーターとは単なる司会ではなく意見とやる気を引き出す役割。中小企業等の組織活性化、心理的安全性の向上、風土づくり、チームビルディング、SDGsの促進等に必須のスキルです。管理職等の人材育成、社員教育に、その意味や手法、コツを研修や講座でお教えします。オンライン会議、WEB会議も対応。地域は岐阜、愛知、名古屋、東海地方はじめ全国に対応

会議って、いろんな議題があり、一つ一つについて、色々な意見が出て紛糾したりしますよね。

そんな時、どうするとなるべく早く決められるでしょうか?

私には、決定を促進してくれると思っている「この一言」があります。

それは、「判断基準は何ですかね?」です。

AかBかCか、何かを決める(選ぶ)にはそのための判断基準があるはずですし、ないと決められません。

当たり前のことなんですが、これが通常は「無意識」下にあります。

みんな個々の意見の内容には注目しますが、判断基準を意識するのはだいぶ時間が経ってからです。

そこを早く意識してもらうと、決定が早くなります。

しょうもない例ですが、先日、自分が所属している地域の卓球協会の会合でも実感しました。

年配の方が多く、会議の進め方に慣れているわけでもないので、話はあっちこっち飛びます。

試合方式の話をしているかと思ったら、「あの人、今動けるの?」と特定の選手のコンディションの話になったり(笑)。

そんな感じなので、「どちらにするか、どうするか」という話がなかなか進んでいきません。

私は司会ではなく一参加者でしたので、積極的に意見しつつ、「隠れファシリ」の役割を密かに果たしました。

こんな感じです。

議題:試合方式「トーナメントかリーグ戦か?」

「トーナメントでいいんじゃない?」
「いや、リーグ戦でしょう」
と、しばらくワイガヤ。

私「判断基準は何ですかね?」
他「…参加人数か」
 「多いとトーナメント、少ないとリーグ戦」
 「今回は少ないからリーグ戦だね」
私「じゃ、リーグ戦でいいですね?」
→決定

他の議題も、そのようにして判断基準を意識してもらい、かつ、脱線しても強引に戻して(笑)、何とか1時間で終えることができました。

合意形成では判断基準の軸を定めることが先決です。

意見が対立したり、迷ったら、このツッコミ「判断基準は何ですかね?」をオススメします。

皆さんの会議がサクサク進み、スッキリ終われますように。

お読みいただき、ありがとうございます。

今日も良い一日をお過ごしください!

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この記事を書いた人

井坂 泰成

合同会社ひとのわ代表社員。ファシリテーター・人材育成コンサルタント。東京大学文学部卒。NHKディレクター、国際協力NGO・JICA、コンサルティング会社等を経て創業。ファシリテーションスキルと元マスコミならではのわかりやすい説明力で、組織や地域における「対話」の支援とファシリテーションや支援型リーダー育成研修等の人材育成を行っています。