会議って、いろんな議題があり、一つ一つについて、色々な意見が出て紛糾したりしますよね。
そんな時、どうするとなるべく早く決められるでしょうか?
私には、決定を促進してくれると思っている「この一言」があります。
それは、「判断基準は何ですかね?」です。
AかBかCか、何かを決める(選ぶ)にはそのための判断基準があるはずですし、ないと決められません。
当たり前のことなんですが、これが通常は「無意識」下にあります。
みんな個々の意見の内容には注目しますが、判断基準を意識するのはだいぶ時間が経ってからです。
そこを早く意識してもらうと、決定が早くなります。
しょうもない例ですが、先日、自分が所属している地域の卓球協会の会合でも実感しました。
年配の方が多く、会議の進め方に慣れているわけでもないので、話はあっちこっち飛びます。
試合方式の話をしているかと思ったら、「あの人、今動けるの?」と特定の選手のコンディションの話になったり(笑)。
そんな感じなので、「どちらにするか、どうするか」という話がなかなか進んでいきません。
私は司会ではなく一参加者でしたので、積極的に意見しつつ、「隠れファシリ」の役割を密かに果たしました。
こんな感じです。
議題:試合方式「トーナメントかリーグ戦か?」
「トーナメントでいいんじゃない?」
「いや、リーグ戦でしょう」
と、しばらくワイガヤ。
私「判断基準は何ですかね?」
他「…参加人数か」
「多いとトーナメント、少ないとリーグ戦」
「今回は少ないからリーグ戦だね」
私「じゃ、リーグ戦でいいですね?」
→決定
他の議題も、そのようにして判断基準を意識してもらい、かつ、脱線しても強引に戻して(笑)、何とか1時間で終えることができました。
合意形成では判断基準の軸を定めることが先決です。
意見が対立したり、迷ったら、このツッコミ「判断基準は何ですかね?」をオススメします。
皆さんの会議がサクサク進み、スッキリ終われますように。
お読みいただき、ありがとうございます。
今日も良い一日をお過ごしください!