意見が出ないのはなぜ?(続き)

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前回のブログで、会議の場で特に若手社員から意見が出ないのはなぜか?
ということについて、まず、「不安」という面から理由をいくつか挙げました。

これが大きな理由ではありますが、それだけではありません。
今回は「不安」以外の要素についてお伝えします。

他には、主に3つの可能性があります。

⒈「わからない」(知識不足)
⒉「関係ない」(当事者意識の不在)
⒊「言っても無駄」(無力感)

⒈ の「わからない」は、単純に、そのテーマ、議題についての知識が十分にない。考えたことがない。という場合です。

その人の担当や専門ではない話の場合や、事前に十分な情報が与えられていない場合、考えることができませんし、おいそれと意見を言えません。

常日頃その問題についての情報に触れ、考えているトップや上司の方が意見があるのは当然ですが、
そのギャップが上位者には認識されていないことがままあります。

⒉ の「関係ない」は、当事者意識が薄い場合です。
会議は全参加者でつくるものだという意識、誰もが意見や質問等で場に貢献することを求められているという意識、会議も人件費×時間というコストがかかっているという意識が希薄な場合です。

⒊  の「言っても無駄」は、「どうせ自分の意見は反映されない」「どうせ上司やトップが決める」等、意見はあっても、無力感から発言することをためらう場合です。過去に否定された経験があったり、議論のプロセスや「決め方」が不透明、不公平だったりする場合は、参加者はこう思っているかもしれません。

いかがでしょう?
一口に「意見が出ない」と言っても、いろんな理由がありますし、これらが複合的に重なっている場合もあるでしょう。

理由をよく検討してみた上で、それぞれに適した対応を取る必要があります。

でも、分析ができれば、どう対処すればいいかは明らかになります。

次回は、それぞれの理由に対する具体的な対処法をお伝えします。

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この記事を書いた人

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井坂 泰成

合同会社ひとのわ代表社員/ファシリテーター・人材育成コンサルタント。一人一人が主体的に動いて協力する「共創型組織」づくりの対話支援と研修を行っています。東京大学文学部卒。NHKディレクター、JICA、コンサルティング会社等を経て創業。神戸市在住。