進行役を任された時、やってしまいがちなこと

端的に言いますね。

それは、「自分がしゃべりすぎてしまう」ということです????。

他の人の発言を聞いて、心が反応して、自分の感想や体験談や考えを話す。
ひとしきり話してから、ようやく我に返って他の人に話を振る、というようなパターンです。
結局、進行役が一番長く話しているという。

特に、誰か講演者の話を聞いた後でディスカッションをするような場では
起きがちなように思います。

先日参加した場でそういうことがあって、あ、慣れてないと、或いは慣れてる人でも
油断してると、こうなりがちだよなと思いました。

おそらく、本人は自分が長く話しているという自覚はないでしょう。

気持ちとしては、場を盛り上げようとして、「何か言わなきゃ」「私が話すことで盛り上げよう」と
無意識的に話しているのではないかと思います。

その奥には、沈黙を恐れる気持ちがあるかもしれません。
特にオンラインでは、話しづらいですから。

でも、話しづらい時に「間」が生じた入りするのは自然なことなので、
沈黙があっても「いけない」と思わなくていいのです。

無理に盛り上げようとしなくても、静かにでも、ポツリポツリとでも、
一人一人が自分の思いを話せればいいのですから。

そのためには、「みなさんはどう思いますか?」「○○さんはどう思いますか?」と振りましょう。

自分の意見は、最初に「誘い水」として短く話すか、みんなの後に話すかがいいと思います。

単純で、基本的なことですが、グループ討議等の進行役を任される人は
心に留めておくと、その場のみんなの声をしっかり聴くことができます。

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この記事を書いた人

井坂 泰成

合同会社ひとのわ代表社員。ファシリテーター・人材育成コンサルタント。東京大学文学部卒。NHKディレクター、国際協力NGO・JICA、コンサルティング会社等を経て創業。ファシリテーションスキルと元マスコミならではのわかりやすい説明力で、組織や地域における「対話」の支援とファシリテーションや支援型リーダー育成研修等の人材育成を行っています。