経営者、管理職の皆さん、社員、部下のことをどれだけ理解していますか?
理解しようと努力されていますか?
“コミュニケーションを取ろうとしているけれど、なかなか忙しくて話せていない”
“話してはいるが、どんな会話をしたらいいかがわからない”
という方が多いのではと思います。
そんなに時間をかけなくても、たった一つの質問で、相手の気持ちや好きなことがわかる質問があります。
それは…、
「仕事で嬉しかったことって、どんなこと?」
です。
最近、ご支援している企業で、育成の対象である課長さんにこの質問をしてみました。
すると、「最近、若い人たちに研修した時が楽しかった」と答えました。
隣には社長がいたのですが、「えっ、そうなの!?」と、意外だったらしく驚いていました。
社長から見たその課長は、あまり人と接するのが好きではないと映っていたからです。
そういう面も確かにあるそうですが、課長さん曰く、やってみたら楽しく、自分の新しい面を発見したとか。
今後は、後輩の育成にも力を注いでいきたいと考えていて、社長も、それなら、是非やってほしいと答えました。
社長も気がつかなかった課長の一面が見え、新たな可能性が開かれたわけです。
「仕事で嬉しかったことって、どんなことですか?」と質問すると、大抵はお客さんに喜ばれたことや、その人が好きな仕事で成果が出たこと、やりがいを感じたこと等を話してくれます。
その時、どなたも笑顔になって、前向きな感情を表してくれます。
社員を理解し、前向きな気持ちにさせる、やって損はない、シンプルな質問です。
ぜひお試し下さい。