昨日は、非常勤講師を務めている大学での今年度初の授業でした。
「人間関係」がテーマの授業なですが、初回何を教えたか?
と言うと、実は…
「雑談力」です。
雑談をたくさんしてもらいました(笑。
本当の話です。
ただし、その必要性をちゃんと学術的に説明した上でですが。
経営者・管理職の皆さんであれば、新社会人に何を求めますか?
社会人としての心構え、マナー、素直さ、前向きさ、協調性、そして、コミュニケーション力。
そういったものかと思いますが、中でも、必ず上位に上がるのが「コミュニケーション能力」、略して「コミュ力」です。
わかりやすく伝える力や人の話を聞いて理解する力。
そういうことを指しているかと思います。
もちろん業務のタスクをこなすための力も大事ですが、私はその前に「人間関係を自らつくる力」が大事だと思っています。
初対面の人と、先輩・上司と、お客さんと、関係者と。
あらゆる人と言葉を交わし、打ち解け、仲良くなっていく力。
それこそが、先行きの不透明なVUCA時代にサバイブする大事な力ではないかと思っています。
では、そのためには、何ができたらいいか?
それが「雑談」です。
簡単に言えば、相手を知り、自分を知ってもらう会話です。
誰でもできそうなものですが、苦手な人も多くいます。
私が公開研修に登壇するとき、営業社員であっても、自発的に同じグループの方に話しかける人は多くはありません。
ご時世もあって、みんなスマホを見ています。
もうそれで、ビジネスチャンスを逸しているかもしれないのに…。
こういう傾向は、特に若い人に見られます。
会話したくないわけではないが、「どう声をかけていいかわからない」という人も多いと思います。
雑談にもコツがあります。
なので、私は、授業で「雑談のワザ」をいくつか教えました。
また、聞くときの表情や目線などの「非言語表現」も、言葉以上に大事だということをいくつかのワークを通して学んでもらいました。
内定者研修、新入社員研修でもやりますが、非常に盛り上がり、喜んでもらえます。
「コミュ力」と言っても、「立板に水」でプレゼンができることもゆくゆくは必要かもしれませんが、まずは、「人に話しかけることができる。楽しく会話できる」力が、会話が減っている現代には必要だと思っています。(若者だけではなく、中高年でも必要だと思います)
そんな教育の機会や雑談をする場を社内で持ってはいかがでしょうか?
お読みいただき、ありがとうございます。
明日も良い一日をお過ごしください!