現場リーダーの主体性が低いと感じたら、疑うべき3つのこと

組織づくりと人材育成のことなら、実績あるファシリテーターにお任せを。自走型組織、自律型組織への組織変革、組織開発、チームビルディング、リーダー育成、社員教育、会議・ミーティングの活性化をプロのファシリテーションの技術で実現します。心理的安全性を向上させ、指示待ち社員の主体性とやる気を引き出し、持続的に発展する強い組織づくりを伴走支援します。神戸を拠点に関西、東海、岐阜県、全国で対面・オンラインでの研修に対応しています。

「うちの現場リーダー、なんでもっと責任感を持って自分から動かないんだろう?」

経営者・管理職の皆さん、そう感じたことはありませんか?

声をかければ動く。でも、自分からは動かない。指示待ち。受け身。主体性がない——。

そう見えるとき、実は問題は「リーダーの資質」ではなく、「リーダーが置かれている環境」にあることがほとんどです。

人は「感情」の生き物です。

動きたくなるにも、そうならないにも、ちゃんと「理由」があります。

200社以上の組織づくりに関わってきた経験から、今日はそのチェックポイントをお伝えします。

①役割が、ちゃんと伝わっていますか?

「リーダーなんだから、考えてくれると思っていた」——これが、すれ違いのはじまりです。

「リーダー」という肩書きは渡した。でも「何を期待しているか」は伝えていない。そういうケースは、想像以上に多いものです。

リーダーとは言え、本人は「指示されたことをしっかりやる」ことが自分の仕事だと思っています。

経営者は「もっと自分で考えてほしい」と思っている。この認識のズレが、主体性のなさに見えていることがあります。

一度、こんな問いを投げかけてみてください。

「あなたにリーダーとして期待していることって、何だと思う?」

答えが曖昧なら、まず役割の言語化から始めましょう。

②頑張りを、ちゃんと認めていますか?

「やっても何も言われない」——この積み重ねが、人の意欲を静かに削ぎます。

褒める、という話をすると「そんな子どもみたいな」と感じる経営者の方もいます。

でも、承認とは「あなたの存在と貢献が見えている」というメッセージです。

それは大人でも、ベテランでも、必要なものです。

特に介護現場等は、頑張りが「当たり前」として流れやすい。

忙しい日常の中で、リーダーの動きはどれだけ目に入っているでしょうか。

「最近、あの人のいい動きを言葉にして伝えたのはいつだろう」と、少し振り返ってみてください。

③意見が言える場と、考える余地がありますか?

「どうせ言っても変わらない」——そう学んでしまったリーダーは、もう意見を出しません。

過去に提案したけど流された。相談したけど「そこはこうして」と即答された。

それが続くと、リーダーは「考えること」をやめます。考えてもしょうがないから。

さらに言えば、経営者が先回りして判断・指示をし続けると、リーダーは「考える隙間」を失います。

「任せている」つもりでも、実は考える余地を奪っているかもしれない。

主体性は、教えるものではありません。

「自分がやるべきことが明確である」「それをやれば手応えがある」「自分の考えが尊重される」という経験の中から、少しずつ育つものです。

まとめ:主体性の前に、疑うべき3つのこと

  • 役割の曖昧さ リーダーに何を期待しているか、言葉で伝えていますか?
  • 承認の不足 頑張りを見て、言葉にして返していますか?
  • 対話の機会と余地 意見が届く場と、考える時間を作っていますか?

主体性がないのではなく、主体性が育つ土壌がまだないのかもしれません。

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この記事を書いた人

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井坂 泰成

合同会社ひとのわ代表社員/組織開発ファシリテーター。一人一人が主体的に動いて協力する「自走型型組織」づくりの対話支援と人材育成を行っています。東京大学文学部卒。NHKディレクター、JICA、コンサルティング会社等を経て創業。神戸市在住。